子どものころに遊んだ干潟がごみだらけになっている現状を知り、森田三郎さんがひとりで悪臭にまみれながらごみ拾いを始めたのが二十数年前。
今、その干潟(谷津干潟)はシベリアからの渡り鳥がたくさん訪れるようになり、日本の鳥獣保護区や湿地保護の国際条約(ラムサール条約)にも登録されています。
この本「わが青春の谷津干潟」は、森田さん自身が何を考え、どんなことを始めたのか、活動をしながらの怒り、憤り、苦悩、感動、人と人がつながっていくことの喜びが凝縮されて描かれています。
現在この「わが青春の谷津干潟」は入手しにくくなっているようですが、「埋もれた楽園―谷津干潟・ゴミと闘った20年」というコミックは比較的入手しやすいようです。