2008年08月18日

〔書籍〕「都市の鍼治療(元クリチバ市長の都市再生術)」(その6:ゴミの回収)




どこの都市でも問題になっているゴミの問題。ブラジルのほかの都市では道端にゴミが落ちていることが普通ですが、クリチバ市にはゴミが落ちているのを見かけたことがありません。分別回収が進んでいるのは当然ですが、特にファベーラと呼ばれるスラム街に住む人たちを中心にゴミを回収場所に持っていくと野菜と交換できるチケットがもらえるという仕組みがあるのです。
ゴミが野菜になるとしたら、回収場所にみんな持って行きますよね。このことで、ゴミの問題だけが解決されたんではないのです。ゴミの清掃などにかかる費用を都市近郊の野菜を買い付ける費用に当てて、都市近郊の農業の促進の問題を両方解決したのです。
中村さんの話では、分別回収をし始めた頃がやはり大変だったそうです。普通に話ができるようになるまで毎日のようにファベーラに行句碑が続いたとのこと。
何か一つを始める時にその最初がしっかりとできていれば、あとはそれが普通になっていくというのをどの事例でも話してくれました。

もちろん回収したゴミのリサイクルやリユースも進んでいます。ゴミ処理場も見学に行きました。修理をして使えるようにした家具類などもたくさん並べられていました。
posted by JOHNNY at 23:37| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ごみの問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月02日

〔書籍〕「わが青春の谷津干潟」

ずっと前に読んだ本ですが、日本のグッドプラクティスとしてぜひ多くの方に知っていただきたいので紹介します。

子どものころに遊んだ干潟がごみだらけになっている現状を知り、森田三郎さんがひとりで悪臭にまみれながらごみ拾いを始めたのが二十数年前。
今、その干潟(谷津干潟)はシベリアからの渡り鳥がたくさん訪れるようになり、日本の鳥獣保護区や湿地保護の国際条約(ラムサール条約)にも登録されています。
この本「わが青春の谷津干潟」は、森田さん自身が何を考え、どんなことを始めたのか、活動をしながらの怒り、憤り、苦悩、感動、人と人がつながっていくことの喜びが凝縮されて描かれています。

現在この「わが青春の谷津干潟」は入手しにくくなっているようですが、「埋もれた楽園―谷津干潟・ゴミと闘った20年」というコミックは比較的入手しやすいようです。
タグ:干潟 ごみ 自然
posted by JOHNNY at 01:00| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ごみの問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月01日

〔書籍〕みみずのカーロ

数年前に発売された子ども向けの本ですが、読んだ当時にとても感動したので、このブログで紹介します。

ドイツの「メルディンガー小学校」には、ゴミ箱が一つしかありません。次の取り組みでゴミを出さないような環境教育を実践したからです。
ある年、各教室の後ろに水槽を置きました。水槽の中には土とみみずのカーロ(名前)をいれその上に枯葉や鉛筆の削りカス、消しゴムのカス、いろいろな包み紙、ビニールなどを入れておくのです。数日後、自然な素材でできているものはみみずのカーロが土に戻してくれるのですが、プラスチックやビニールなどはいつまでもそこに残ったまま。それを見て、子どもたちがカーロが喜ばないものは買わない、使わないようにしようとだんだん思うようになっていくというのです。
結果、子どもたちが買うものを選ぶようになり、ゴミが大幅に減ったとのこと。

この本にはいろいろなアイデアを実践していることが紹介されています。ドイツでは一つのこと、一人の人が始めたことが広くドイツ中で当たり前になっていることも多いと聞きます。

このカーロの話もその一つなんですね。
こうした環境先進国ドイツの話は、始めた人の思いが大切だということをよく感じます。




posted by JOHNNY at 00:00| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ごみの問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。