2008年08月26日

〔ビデオ〕ドイツにおける多自然型川づくり

「ドイツにおける多自然型川づくり」というタイトルのビデオがあります。ドイツでの近自然工法(護岸工事した川を元の自然な川に近づけるという工法)について、事例を挙げて教えてくれています。
一般の書店などでは入手できないのですが、愛知県緑地工事工業協同組合という出版元に連絡して入手しました。
特に印象に残ったのが、このローゼンハイム水利局の担当者の人の最後の言葉です。
「私たちが自然に戻すことができるのは、8〜9割のところまで。最後は自然自身が自然な姿に戻してくれる。人は、自然を超えることができない」という趣旨のことを話してくれています。

ぜひ、多くの方に見ていただきたい映像のひとつです。
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2008年08月20日

〔書籍〕「人間都市クリチバ」

もう一冊、クリチバのグッドプラクティスを紹介した本を。




この本には事例とともになぜクリチバが成功したかが書かれています。
ポイントはリーダーの存在。ジャメイレルネル氏というリーダーの存在とそれを支えているスタッフの存在の大切さが書かれています。

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2008年08月17日

〔書籍〕「都市の鍼治療(元クリチバ市長の都市再生術)」(その5:ピンポイントの回復)




どこの町にも治安の良くないところや、いろいろな意味で放置されてしまっている場所がありますよね。クリチバ市にも、採石場であった場所やゴミの処理場であった場所などがあり、その場所を中心に治安が良くなかったそうです。

そうした治安の良くない所を、人が注目する場所、人がよく行く場所へと変えることで治安を回復しています。
たとえば、
採石場は、パイプを多用したオペラハウス(音楽ホール)に。
ゴミ処理場は、花壇などを設けて、公園に。

それぞれの場所を訪ねましたが、市民の憩いの場所というのがピッタリのところになっていました。

この本のタイトルでもある鍼治療という意味がよくわかる辞令だと思います。
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2008年08月16日

書籍〕「都市の鍼治療(元クリチバ市長の都市再生術)」(その5:庭の木も伐採禁止)




クリチバ市の緑被率は18%。街路樹を除いて1人あたりの緑地面積は東京の10倍になっています。「途上国」の大都市にしては異例の緑の量です。クリチバ市には緑を増やすための法律があるのです。

たとえば、市内では自分の家の庭木を伐採するのも市への申請が必要になっています。この法律を制定した当時、昨日紹介した中村さんは大変だったそうです。誰かから庭木を切っているという連絡が入ると、即その家に行き、それを止め、罰金を言い渡すなどのことを毎日のようにしていたとのこと。役所の人間として、その時その場で対応してきたことの積み重ねが、先ほどの緑被率につながっているのですね。


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2008年08月15日

〔書籍〕「都市の鍼治療(元クリチバ市長の都市再生術)」(その4:バス優先の街づくり)




クリチバ市を世界的に有名にしたのは、都市機能を幹線道路沿いに集中・分散させ、それをバス路線(専用道路)でつないだ点が評価されていると聞いています。
実際に行ってみるとバスの専用道路を走っている自動車はまったくといっていいほど見かけません。バス路線はバスしか走れないと徹底されているのです。

日本でも時間帯によって区切ったバス路線はありますが、自動車が走っていることも多いです。なぜ、このようにマナー(?)が良くなったのかを現地で当時環境対策を担当していた中村さんにお聞きしました。

何かを始めようと思ったときに、最初が最も大切で、絶対に違反ができないような仕組みを作ってしまうのだそうです。
バスの時には、自動車が入り込めないほどの時間間隔でバスを運行させたのだそうです。それをきっちりと続けることで、バスの便利さが認識され、市民がバスを頻繁に利用するようになり、マイカー使用が減少していったのだそうです。

マスタープランに対して最短の方法を設定し、有無を言わさない実行を行ったことが、今のクリチバを作っているのですね。

ラベル:バス クリチバ
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2008年08月13日

〔書籍〕「都市の鍼治療(元クリチバ市長の都市再生術)」(その3:歩行者専用道路)




1971年に市の中心部(花通り)を自動車が通れない街にした話がこの本でも紹介されていますが、現地で話を伺ったときも伝説のようにもなっていると言われました。

当時、ブラジルに歩行者専用道路はなく、対象地域になった商店主は猛反対。しかし、商店が休みとなる連休中に道路の舗装をはがし、花の大きなプランターをたくさん並べるという作業を決行。大規模な反対デモが企画されたりもしましたが、結果として商店の売り上げが増えており、市長の判断が正しかったことが商店側にも理解されるようになったそうです。

大きな方針(マスタープラン)に対して、最も反対の多いだろうポイントから手術を始めて、成功させたことが今のクリチバを作っているように思います。これを鍼治療と言っているのですね、きっと。




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2008年08月12日

〔書籍〕「都市の鍼治療(元クリチバ市長の都市再生術)」(その2:クリチバ市って?)




クリチバ市は、ブラジルのパラナ州の州都。もともとは田舎町だったそうですが、20世紀の後半になって人口が急増し始め、現在のクリチバ市の人口は、約180万。周辺地域も含めると約250万人の経済圏を持っています。日本で言うと大阪市(250万)と同じような規模の都市と考えていいと思います。
この規模の都市が、環境首都になっていたことにまず驚きました。
ブラジルの都市は、人口の急増に伴って、ゴミやスラム対策などが問題になっています。しかしクリチバ市は、レイネル氏が市長になった1970年代以降にとった対策の結果、都市中心部へ車を乗り入れ禁止の話や庭木の伐採についての規則、ファベーラ(スラム)対策など問題を解決したばかりでなく、一つ一つが感激すら覚えるような話ばかりです。

同じ規模の大阪市ではゴミの分別一つあげてもほとんどされてない、特に商店系のごみ収集は残飯であろうとペットボトルであろうと、コンビニの店先で分別してあっても、結局一つにまとめられて償却などの処分をされていることを考えると、大規模都市だからできないとか言うことすら言い訳にしか聞こえないことがよくわかります。
※日本でも横浜市はゴミの3割減を達成していますしね。
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2008年08月11日

〔書籍〕「都市の鍼治療(元クリチバ市長の都市再生術)」(その1)




1992年、ブラジルで開催された地球サミットで環境首都として選ばれたことがきっかけで広く世界にその環境対策、都市づくりが知られるようになりました。そのときの市長ジャメイレルネル氏が書いた本がこの「都市の鍼治療」です。都市を再生させるためには、鍼治療と同じでポイントをつくことで、大きく変化することがさまざまな例を挙げて説明しています。

私もこのクリチバ市を訪ねたことがあり、そのときにいろいろなことを教えていただきました。訪ねた時の話とこの本の紹介をしていきます。
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2008年08月09日

〔書籍〕個人のライフスタイルとコミュ二ティーの自立(その5)




マレーニについての書籍紹介の5回目です。

街づくりの本であるのですが、読みすすめると人づくり、人と人の絆作りの本であると感じます。
ここで紹介されている地域活性化成功のためのゴールデンルールは、そのままどこへ持っていってもゴールデンルールになると思います。
1、小さく始める
2、先例に学ぶ
3、参加してもらうときには得意分野で
4、役に立っていると感じるように
5、いかに競争するかでなく、いかに協力し合うか
6、主になっている人は二人以上で

市民活動を始めようという人にとってのバイブルになりうる本だと思います。
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2008年08月08日

〔書籍〕個人のライフスタイルとコミュ二ティーの自立(その4)




マレーニについての書籍紹介の4回目です。

画期的なさまざまな取り組みが進む中、政治の管轄であるゴミ処理は遅れたままになっていたので、そこの改善を目指してリサイクルコープが1989年に設立されました。

その結果、さまざまな雇用が作られると共に、ゴミ捨て場になる土地の6割が抑えられたと説明にあります。またこの成功によって、他の年へ広がっていったそうです。

この本を読む限り、(政治にとって都合の悪い)情報が知らされているからその危機感からこうしたコープが生まれ成功しているように感じます。
日本でも民間の力の活用という言葉はよく聞かれます。しかし、ボランティアなどでいろいろなことに関わっていて、情報を出さない、さらに任せないで民間の力をどう活用しようというのか、疑問に思う局面が多々あります。
ドイツなどの環境先進国への視察が非常に多いと聞きますが、それで何かが変わったという話はほとんど聞きません。成功例に学ぶのは、具体例でなく、その本質を学ぶことが大切だと今更ながら感じます。
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2008年08月07日

〔書籍〕個人のライフスタイルとコミュ二ティーの自立(その3)




マレーニについての書籍紹介の3回目です。

クレジットユニオン(地域銀行)によって、銀行からお金を借りることができなかった貧しい人も融資を得る事ができるようになりましたが、それでもそのお金は裕福な人へ還元されるため、「豊かな人はより豊かに、貧しい人はより貧しく」というお金そのものの持っている弊害は消えることがなかったそうです。
そこで導入されたのが地域通貨(LETS)。この導入によって、「地域内の富とは物資やサービスの量で、お金は道具に過ぎない」ことがみんなにわかるようになったそうです。

この本の中に、このレッツ(LETS)が「Local Energy Transfer System」の略だと書かれていました。ただ物々交換をするための道具ではなく、地域の持っているエネルギー(活動)を交換するのだというのが素敵ですよね。

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2008年08月06日

〔書籍〕個人のライフスタイルとコミュ二ティーの自立(その2)




昨日紹介した書籍紹介の続きです。

マレーニで最初のコープ「メープルストリートコープ」の成功をきっかけにさまざまなコープが作られるようになりました。

最もキーになったのがクレジットユニオン(地域銀行)です。銀行経験のない人たちがボランティアで作り始めた組織が、18年後には1500万ドルを持つ銀行になり、これまで銀行からお金を借りることができなかった人たちへの融資を通じて、新しい雇用や新しいコープの設立などが行えるようになっていきます。会計報告だけでなく、環境的な功績や社会的な功績も報告されています。今、日本などの企業が求められていることが20年以上前から実施されていたのですね。
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2008年08月05日

〔書籍〕個人のライフスタイルとコミュ二ティーの自立(その1)




昨日紹介したDVDと同じマレーニのを紹介した本です。

著者(講演録なのでスピーカー)のジル・ジョーダンさんがマレーニに引っ越して自分たちが最初のコープ「メープルストリートコープ」を始めたころの話から書かれています。

オーストラリアの田舎町だったマレーニ。そこの最初のコープは、自分たちが買いたい玄米や全粒粉を簡単に買えるようにしたいという願いから始まったそうです。
そこで、誰でもが野菜を販売できるようにしたり、有機栽培と農薬栽培の野菜が区別されて売られているようにしたことから、すこしづつ地域での無農薬栽培が浸透していった様子が書かれています。
頭ごなしに否定したりしないで、消費者がはっきり区別することで自然に淘汰されていく、市民運動の成功の秘訣があるように思いました。

このメープルストリートコープの成功を足がかりに次々とコープが成立していくのですが、続きは次回に。
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2008年08月04日

〔DVD〕「豊かなコミュニティの創出・マレー二の小規模協同組合」

今日はDVDの紹介です。

タイトルは「豊かなコミュニティの創出・マレー二の小規模協同組合」

「あるがまーま」という非営利団体が販売しています。
オーストラリアのマレーニという町は、コープの首都とも呼ばれていています。20ほどあるコープが有機的につながり、そのコープ群を中心に市民参加の街づくりがされています。

街づくりにこんな方法もあるんだと、目からウロコの街づくり紹介DVDです。詳しくが、「あるがまーま」のHPをご覧ください。
ぜひ、一度ご覧ください。
posted by JOHNNY at 01:00| 大阪 ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | 街づくり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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